【彼岸花】逢妻女川

風景

愛知県豊田市

逢妻女川(あいづまめがわ)

川名の由来 は衣ケ原丘陵を取り囲むように西側を流れる女川と東側を流れる男川が南流し、駒場にて合流するさまは、「着物の褄(裾)が合うようである」と風流な先人が「逢妻」と命名したと推察されているようです。

2022/9/24(土)の逢妻女川

最初に撮影した時は彼岸花には少し早かったようでしたが、逢妻女川では運が良ければカワセミ(翡翠)に出会えるかもしれません。

カワセミ(翡翠)参考写真

今回残念ながら撮影はできなかったのですが、「チー、キッ、キッ、キッ」の特徴的な鳴き声と共に青い弾丸が川の上流へと飛んでいきました。

逢妻女川観光地

逢妻女川の彼岸花は毎年9月中旬から下旬にかけて、豊田市南西部を流れる逢妻女川の天王橋(丸根町)から男橋(宮上町)間、約450mの両岸の土手に見ることができ、観光スポットとなっています。

2022/10/2(日)の逢妻女川

逢妻女川を挟んで咲き誇っている彼岸花の赤い絨毯はとても絵になりますね。

9月中旬から観光しに来た方の為に無料の駐車場も完備されており、車でのアクセスもしやすいのがポイントです。ただ、満開の時期には混み合うので公共交通機関の方が混雑は回避できるかと思います。

逢妻女川・彼岸花
毎年9月中旬から下旬にかけて、豊田市南西部を流れる逢妻女川の天王橋(丸根町)から男橋(宮上町)間、約450mの両岸の土手に彼岸花が咲き誇ります。 真っ赤に色付いた彼岸花を鑑賞したり、写真撮影をするなど、毎年、豊田市内外の多くの人々がこの場所...

上記の公式ホームページから、場所やアクセス方法など確認しやすいのでご確認してみて下さい。

彼岸花

最近では多くの方が撮影されている彼岸花ですが、皆様はどこまで彼岸花について知っているでしょうか?

せっかくなので、撮影に行く前に少しでもこの綺麗な花の事を知っていただけると嬉しいです。

彼岸花とは

彼岸花とは、ヒガンバナ科・ヒガンバナ属(リコリス属)の多年草で球根植物です。道端や人里に近い川岸、田のあぜ道などに群生し、夏の終わりから秋にかけて、高さ30cm~50cmの長い茎に大きな花が咲きます。

彼岸花の特徴は、一般的な花と少し違うその生態です。お気付きの方もいらっしゃるとは思いますが、彼岸花には植物にとって大切な葉っぱがありません。
彼岸花は、花が咲く時期葉が出る時期がわかれているため、花が枯れた後に11月頃から葉だけが出てきて光合成を始めます。
そして、冬から春の時期にかけて、葉で集めた栄養を球根に蓄えることより、秋になると綺麗な花だけを咲かせているんですね。

そして、花と葉を同時に見ることができない事から「葉見ず花見ず」と呼ばれていたりもします。

彼岸花の名前の由来と別名

「彼岸花(ヒガンバナ)」は、秋の彼岸の頃に開花することにちなんだ名前です。のあるこの植物を食べた後には「彼岸」=「あの世(死)」しかない、ということに由来するという説もあります。

また彼岸花には別名が多く、1000種類以上もあるとか…

そんな別名の中で耳にする事が多いのが「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」ではないでしょうか。法華経などの仏典に由来し、梵語で「紅色の花」を意味すると言われています。その他、仏具の天蓋に似ていることから「天蓋花(テンガイバナ)」や学名の「Lycoris radiata(リコリス・ラジアータ)」から「リコリス」などの別名など、こちらも知っている方は多いかと思います!

「彼岸」=「あの世(死)」から不吉な言葉をイメージする別名がたくさんありますが、毒のある植物だからこそ、モグラやネズミから農作物を守る為、またお墓の場合は虫除けや土葬後の動物によって荒らされるのを防ぐ為に植えられたともされています。

そして使い方によっては治療薬として薬にも使われてていたりもします。

そんな彼岸花の別名「曼珠沙華」とはサンスクリット語で「天界に咲く花」「見る者の心を柔軟にする」という意味ももあるそうで、「赤い花」「天上の花」として、めでたい兆しとされることもあり、同じ花でも見方次第で変わるという事ですね。

彼岸花の種類と色

日本で多く見ることができる彼岸花の色は赤い色のものです。赤い花が咲く「リコリス・ラディアータ」と呼ばれる品種です。

花びらの色は品種改良が進み、「赤」以外にもとても美しい彼岸花があります。

白い彼岸花

白い彼岸花は「シロバナマンジュシャゲ」、学名から「アルビフローラ」と呼ばれることもあります。花びらの反り返りが緩やかな柔らかい印象の品種です。

花びらがクリーム色の「リコリスニアホワイト」、白色の花びらにピンクの筋か入った「リコリスアルビフローラ」という品種もあるそうですよ!

黄色の彼岸花など

黄色の彼岸花として多く見られるのは「ショウキズイセン」と呼ばれるヒガンバナ科の花になります。

淡い黄緑色の花びらが特徴的な「カチューシャ」や、花びらの黄色味が強い「喝采」という品種もあるそうで、他にも彼岸花と同じヒガンバナ属(リコリス属)で彼岸花に似ている花の中にピンクやオレンジなどがあるみたいです。

花言葉

「赤色の彼岸花」の花言葉

【情熱】【独立】【再会】【あきらめ】【悲しい思い出】【想うはあなた一人】【また会う日を楽しみに】

「情熱」は「赤」をイメージする言葉ですが、亡くなった人を偲び、別れを連想させる言葉が多いようです。

「白色の彼岸花」の花言葉

【また会う日を楽しみに】【想うはあなた一人】

「想うはあなた一人」は、長い茎の上にだけ花が咲き、その花が落ちてから葉が出る様子から付けられたと言われ、白色の純粋なイメージと重なる一途な想いを表しています。

「黄色の彼岸花」の花言葉

【悲しい思い出】【追想】【深い思いやりの心】【陽気】【元気】

他の色の花言葉と違って、明るく前向きな言葉があります。「黄色」という明るい色だからこその意味かもしれませんね。

逢妻女川の彼岸花

彼岸花について少し書かせていただきましたが、今回の逢妻女川では見れるのは赤い彼岸花と白い彼岸花となります。

今年の見頃は過ぎてしまいましたが、来年見に行かれる方は彼岸花の事を少しでも知って楽しんできていただきたいです。

日が沈み始めた夕日の彼岸花もとても綺麗でした。時間帯によって同じ場所でも見える景色が変わるのも風景撮影の楽しめるポイントですね。

今回は逢妻女川彼岸花についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?彼岸花の紹介に使用した彼岸花の写真も全て逢妻女川で撮影したものとなります。

彼岸花に寄ってきたアゲハチョウも綺麗でしたね。

赤い花の上を優雅に飛ぶ姿が幻想的な写真も撮影できるので、是非一度は足を運んでいただきたい彼岸花撮影スポットです。

撮影機材

今回撮影に使用した機材は…

Canon7D mark IIとタムロン70-200㎜F2.8となります。現在Canonの7D markⅡは残念ながら新品で購入する事ができませんが、お値段以上のタムロンレンズは是非試していただきたいですね。

タムロン SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2 キヤノン用(Model A025)
2.8の美しいボケ感と、純正レンズにも引けを取らないAFの速さ。 手ブレもしっかりしており、使い方を間違えたら手ブレ補正で失敗する事もありますが、状況によって使い分けたらコスパ最強レンズだと思います。#オリジナル写真 #カメラのある生活 #...

最後までご閲覧いただきありがとうございました。

 

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