コミミズク
皆様はコミミズクを見たことありますか?
コミミズクはフクロウの仲間で、全長38.5㎝ほどの猛禽類です。日本には越冬の為に飛来する為、冬にしか見る事ができません。
外耳状の羽毛(羽角)が短い事が名前の由来となっています。
ほんの少しだけ羽角が立っている写真も撮影する事ができました。
中々運に恵まれず、会うことすら叶わなかったコミミズクですが、愛知県某所にて撮影する事ができました。
現在では草も狩られ、来年度からは撮影が難しいのが残念で仕方ありません…。
撮影に使用した機材は愛機のCanonの7D mark IIとレンズは新しくバディとして活躍してくれることになったSIGMAの500㎜F4 DG OS HSM Sportsです。
今まではSIGMAの150-600㎜F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryを使用していたので、SIGMAの500㎜F4の写りにも期待が高まります。
少し距離がありましたが、さすがの500㎜です。
以前の150-600㎜と比べてマニュアルでのピント合わせが簡単で、正面から来るコミミズクにもバッチリピントが合いました!!
お気に入りの杭に止まる瞬間ですね。
朝焼けの草の玉ぼけが素敵な背景になりました。目を閉じている瞬間が可愛くてお気に入りの写真です。
落ち着く場所なのか、身震いさせている瞬間も撮影できました。
震えた時に出てくる猛禽類ならではのおみ足がとても可愛いですね。
鋭い爪があるので、この爪に狙われた獲物はひとたまりもなさそうです…。
コミミズクは越冬の際、農耕地、草原、河川敷など草丈の低い草地を好んで、少数の群れで過ごします。
ここの撮影地では最大3羽のコミミズクが居ましたが、残念ながら2羽までしか撮影できませんでした。
同じコミミズクとはいえ、餌場での争いはあるようです。
そんなコミミズクですが、タカ類などの猛禽類と違って風のない日に飛び回ります。
夜間の活動が普通ですが、他のフクロウ類と比べて日中に活動している姿もよく見かけられます。
今回の子は、早朝や日暮れから活動してくれており、撮影の条件としてはとても好条件でした。
コミミズクは餌としている野ネズミなどの音を聞き分けて狩をしています。その為、風が強いと草の音などで音が聞き分けれないので飛ばないとも言われています。
コミミズクは近くを飛んでも羽音がしません。
【野ネズミハンター】と呼ばれるだけあり、そっと旋回しながら草むらの中へダイブします。
茂みに入った後の緊張感がたまりません。
無事にネズミをゲットする事ができました!
尾羽に付いた草が今回の狩りを物語っています。
まるで成果を見せるかのように目の前を通ってくれました!獲物GETおめでとう!!
ネズミの表情からもコミミズクの狩りの上手さが伺えますね。
別のお気に入りの杭までネズミを運んだら器用に足を使ってネズミの向きを変えます。※少しグロテスクな写真の為に遠目の写真でお送りします
あのネズミのサイズが丸呑みできるとは…
コミミズクの口は見た目の嘴に反して思った以上に大きいようです。お腹が空いていたのかペロリと食べてしまいました。
獲物を狙う猛禽の姿はいつ見てもカッコいいですね。コミミズクはまたお目にかかりたいです。
流し撮りはここというところでピントが合わず…
今後も野鳥撮影の練習して、来年もコミミズクを探して撮影に行きたいと思います。
いつか500㎜F4も軽々手持ちできるようになりたいMiNTOでした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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